2015/12/18

スマホを選ぶとき、ついついなんとなくでiphoneを購入するという人は多いのではないでしょうか?
それは、ある意味正解であるし、ある意味不正解であると思います。
そこで、今回はスマホの能力を少しでも比較できるように、CPUについて紹介していきたいと思います。スペックを見ることが出来れば、低価格のandroid端末を購入して使用するという選択肢もできるため、大いに選択肢が広がります。
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CPU
CPUはセントラルプロセッシングユニットの略です。パソコンなどのを少し知っている人にとっては非常に身近な聞きなれた言葉ではあるのですが、パソコンに詳しくない人にとっては所見の言葉かもしれません。
パソコンでいうところのcore i7とかがCPUに当たります。
スマートフォンなどのコンピューター機器にとってはまさしく「頭脳」であり、「エンジン」だとも言えるでしょう。すでにスマートフォンというのは、パソコンを持ち歩いているようなものです。もっと身近にあるコンピュータ。
それがどんな「頭脳」を持っているのか、少しでも比較できるようになるというのは、選択肢が広がるためワクワクしてきませんか?
しかし、比較するといっても、CPUには様々な種類があり、そのCPUによって反応速度や処理速度が違うために一律には行きません。どんなCPUがあるのか紹介します。
現在主にスマホに使われているCPUは
- SnapDragon
- Tegra
- Exynos
- Aシリーズチップ
の4種類です。AシリーズチップはAppleのiphoneに使用されているCPUですね。ほかの三種類はandroid端末で使用されているCPUです。また、最近ではパソコンに採用されているインテルもスマホのCPUとして採用され始めてきています。
複数の種類があるというのは、android端末の場合複数の会社が開発に乗り出しているためです。appleのように一社だと新しいシリーズが出るとApple A6、Apple A7、Apple A8にように数字が大きくなっていくだけですので見やすいし、新しいCPUの方が能力が高いんだな・・・と判断できるのですが、数種類のCPUがある場合はそんな簡単に比較はできません。
それぞれに強みなどもありますしね。
しかし、CPUは常に進化していきますので、それぞれのCPUに対して型番が存在します。「Snapdragon S4」や「Apple A6」と言った具合ですね。その型版によって最新のものかどうかを比較することはできます。
さらに、クアッドコア、デュアルコアという言葉を聞いたことがあるでしょうか?これはCPUが「作業する人間の能力」と考えるならば、コアは作業する人数です。クアッドコアの場合4人、デュアルコアの場合は2人です。
そして、その「作業する人のスピード」を示すのが、クロック周波数です。GHz(ギガヘルツ)で表示されているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか?
コア数が多くても、クロック周波数が低いものは、作業スピードが遅い人をたくさん雇うようなものですから、効果は少ないと見ることが出来たりするということです。
こうした情報が組み合わさった結果、以下のような表示になります。
iphone5のCPU : Apple A6、デュアルコア,1.3 GHz
iphone5sのCPU : Apple A7、デュアルコア 1.3GHz
iphone6のCPU : Apple A8、デュアルコア 1.4GHz
Google Nexus6 : QualcommSnapdragon 805 APQ8084、2.7GHz クアッドコア
Google Nexus5 : QualcommSnapdragon 800 MSM8974、2.26GHz クアッドコア
Asus Zenfone5 : Qualcomm Snapdragon400 MSM8926、 1.2GHz クアッドコア
Huawei Ascend G620s :Qualcomm MSM8916、1.2GHzクアッドコア
今までを見ていただければ、十分比較ができるかと思います。
ここでAシリーズがデュアルコア採用でクロック周波数が低いことがわかりますよね。しかし、スマートフォンなどの電子機器の処理速度や能力を比較する「ベンチマーク」というテストを行うとandroid端末の最新のものとそん色ない成績を残すのです。
これはCPUの性能が圧倒的に高いということでしょう。実質クアッドコアを採用することもできるようですが、そんなにハイスペックなCPUを搭載したところで、そんな高機能な能力を必要とするスマートフォンのアプリなどはないというのが現状だとも言われています。
そのため、この記事の最初でiphoneを無条件で選択するのは半分正解と記述したのです。
しかし、「選択性」という面で広がるのはandroid端末です。iPhone一過性の選択肢しかないと、あの高価格な金額を払わざるを得なくなります。その点、android端末が採用しているCPUを比較でき、自分にはどの程度のものでいい・・・というのがわかると価格の選択幅が大きく広がるのです。
最後にまとめ。
CPU=「作業する人の能力」
型番=「作業する人の生年月日」
コア数=「作業する人数」
クロック周波数=「作業する人のスピード」
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こうした情報を上手く活用してスマートフォン端末を選んでいきましょう!